情緒学級で支援員の先生と連携するときに担任が意識したいこと
情緒学級の担任をしていると、支援員の先生に力を貸していただく場面があります。 支援員の先生は、担任だけでは見きれない場面を支えてくれる、とても心強い存在です。子どもの近くで様子を見てくださったり、交流学級での活動を支えてくださったり、行事や特別な活動の場面で一緒に動いてくださったりすることもあります。 だからこそ、担任は「何となくお願いします」ではなく、子どもの実態や支援の方針を具体的に共有しておくことが大切です。 支援員の先生が迷わず動けるようになると、子どもへの関わりも安定しやすくなります。 この記事 ...
情緒学級担任と交流学級担任の連携|予定・様子・所見をどう共有するか
今回は、情緒学級担任と交流学級担任の連携について書いていきます。 特別支援学級に在籍している子どもは、通常学級の子どもたちと一緒に授業や活動に参加することがあります。 いわゆる「交流学級」での学習です。 交流学級での授業は、情緒学級だけでは得にくい経験を積む貴重な場です。 通常学級の友達と同じ空間で授業を受ける。 集団の中で活動する。 専科の授業に参加する。 行事や学年の活動に加わる。 こうした経験は、子どもにとって大切な学びになります。 ただし、交流学級での学習は、単に「通常学級に行けばよい」というもの ...
情緒学級で個別の約束事を作るときの考え方|ルールを増やす前に確認したいこと
今回は、情緒学級で個別の約束事やルールを作るときの考え方について書いていきます。 約束事やルールは、みんなが気持ちよく、お互いに安心して過ごすための決まりです。 これは通常学級でも、特別支援学級でも基本的には同じです。 ただし、ルールは原則として少ない方がよいです。 ルールが多くなりすぎると、子どもにとっても教師にとっても負担が大きくなります。 一方で、行動の基準が明確になることで安心できる子どももいます。 「こういうときは、こうすればよい」 「ここまでは大丈夫」 「困ったときは、この方法を使えばよい」 ...
個別の教育支援計画・指導計画を読むときのポイント|子どもと保護者理解につなげる
今回は、個別の教育支援計画・個別の指導計画の読み方について書いていきます。 個別の教育支援計画や個別の指導計画は、作成することに目が向きやすい書類です。 もちろん、書くことも大切です。 しかし、実際の現場では「読む力」もかなり重要です。 新年度の引き継ぎで計画を受け取ったとき。 新しく担任する子どもの情報を確認するとき。 保護者との面談前に、これまでの支援の経緯を確認するとき。 そうした場面で、個別の教育支援計画や個別の指導計画をどう読むかによって、子どもや保護者への関わり方は変わります。 この記事では、 ...
情緒学級の支援|まず子どもの何を見るのか
情緒学級での支援を考える時には、まず子どもの姿をよく見ることが大切です。 支援は、手立てから始めるものではありません。「この子には何をすればよいか」と考える前に、「この子は今、どのような状態なのか」を見取る必要があります。 子どもの姿は、固定されたものではありません。成長によって変わりますし、関わる大人やその時の環境によっても表れ方が変わります。 前年度からの引き継ぎや過去の記録は大切です。ただし、それだけで判断しすぎると、今の子どもの姿を見落としてしまうことがあります。 だからこそ、目の前に立つ大人が、 ...
スモールステップとは何か|できないことを少しずつできる形にする
情緒学級の支援では、「スモールステップ」という考え方がとても大切になります。 スモールステップとは、階段を一段ずつ上がるように、子どもの今の状態に合わせて段階的に進めていく支援のことです。 今できていることは何か。次にできるようにしたいことは何か。最終的にはどこを目指したいのか。その間には、どれくらいの段階がありそうなのか。どのくらいの時期までに、どこまで進めそうなのか。 こういったことを整理する時に、スモールステップの考え方は役に立ちます。 大切なのは、いきなり最終ゴールを子どもに求めないことです。 大 ...
情緒学級で子どもに見通しを持たせる支援|予定・ゴール・困った時の動き方を示す
今回は、情緒学級で子どもが見通しを持って活動に参加しやすくなるための支援についてまとめます。 情緒学級の子どもの中には、見通しが持てないことで不安が高まりやすい子がいます。 次に何をするのか分からない。どこへ行くのか分からない。どのくらい続くのか分からない。何ができれば終わりなのか分からない。困ったときにどうすればよいのか分からない。 こうした状態では、安心して活動に入りにくくなります。 反対に、ある程度の見通しが持てると、活動に入りやすくなったり、安心して過ごしやすくなったりすることがあります。 ただし ...
情緒学級の実態把握|子どもの姿を記録して見立てを作る方法
今回は、情緒学級で子どもの見立てを作るために、担任がどのような場面を見て、どのように記録していけばよいのかについてまとめます。 情緒学級で子どもに合った支援を考えるためには、まず子どもの姿を具体的に見ることが大切です。 もちろん、最初から完璧な見立てを作る必要はありません。 担任は、日々の子どもの姿を一番近くで見られる立場にあります。だからこそ、少しずつ事実を記録しておくと、子どもに合った支援を考えやすくなります。 ただし、これは誰かと競うものではありません。 「自分は子どものことをどれだけ分かっているか ...
情緒学級で問題行動をどう見るか|前後関係から見立てを作るポイント
今回は、情緒学級で見られる問題行動をどのように捉え、どのように次の支援につなげていくかについてまとめます。 情緒学級では、子どもが不安定になったり、予定通りに動けなかったり、友達とのトラブルが起きたりすることがあります。 そのような場面では、もちろん必要な指導や安全確保が必要です。 ただ、問題行動をその場面だけで切り取って、 「悪いことをした」「また同じことをした」「何度言っても分からない」 と捉えてしまうと、次の支援につながりにくくなります。 大切なのは、問題行動を分類し、前後関係を見ながら整理すること ...
情緒学級で叱らずに済む関わり方|環境づくりと見通しの持たせ方
今回は、情緒学級で子どもを叱りすぎないために、担任ができる環境づくりや関わり方についてまとめます。 最初に確認しておきたいのは、ここで言う「叱らない」は、何でも許すという意味ではないということです。 他害、自傷行為、自傷につながる行為、物を壊す行為、危険行為、相手を傷つける言動などは、必要に応じて止める必要があります。ダメなことを曖昧にするわけではありません。 ただ、子どもを叱る場面は、少ないに越したことはありません。 叱る場面が多くなると、子どもも担任も疲れます。担任との関係も、「注意する人」「叱る人」 ...









