K先生

情緒学級担任の伝え方|子ども・保護者・同僚との会話で意識したいこと

情緒学級担任の仕事では、子どもだけでなく、保護者や同僚など、さまざまな相手とコミュニケーションを取ります。 良好な関係を作るためのコミュニケーションは、大きく「聴くこと」と「伝えること」に分けられます。 相手の話を聴くことについては別の記事で解説しているため、この記事では、伝え方の基本となる考え方をまとめます。 子ども、保護者、同僚では、伝える内容や適した方法が異なります。 しかし、どの相手に対しても共通して意識したいことがあります。 それは、教師が話した時点で「伝えた」と考えるのではなく、相手にどのよう ...

情緒学級で切り替えが苦手な子どもへの支援と対策

情緒学級で子どもと過ごしていると、活動や場面の切り替えがうまくいかないことがあります。 授業が始まっても遊びをやめられない。休み時間が終わっても教室に戻れない。次の課題を示しても、なかなか動き出せない。予定が変わると混乱し、その場から動けなくなる。 このような姿が続くと、教師は「どう声をかければ動けるのだろう」「どこまで待てばよいのだろう」と悩みます。 しかし、切り替えが難しい理由は、子どもによって異なります。 今の活動を続けたい場合もあれば、次の活動に不安を感じている場合もあります。何をすればよいか分か ...

情緒学級で離席が多い子をどう見るか|見立てと対策

授業中や朝の会などに、何度も席を立ってしまう。教室内を歩き回ったり、別の場所へ移動したりする。 こうした離席が続くと、教師は「どうすれば席に座らせられるだろう」と考えがちです。 しかし、離席への対応を考えるときに、最初から「離席をやめさせること」を目標にするのはおすすめできません。 まず必要なのは、 どのような場面で離席しているのか 離席する前に何があったのか 離席した後に何が起きているのか どのような条件なら席に座っていられるのか を具体的に見ることです。 離席には、その子なりの理由や働きがあります。 ...

情緒学級担任の聴き方|子ども・保護者・同僚との会話で意識したいこと

教師の仕事では、相手に分かりやすく伝える力が求められます。 しかし、伝えることと同じくらい重要なのが、相手の話を聴くことです。 子どもの話を聴く。保護者の思いを聴く。同僚の相談を聴く。 対象や場面によって聴く目的は異なりますが、相手との信頼関係を築き、必要な支援や連携につなげるという点では共通しています。 私自身、教師として働く中で、「何を伝えるか」だけではなく、「どのように聴くか」が、その後の関係や支援に大きく影響すると感じる場面が何度もありました。 この記事では、情緒学級担任が子ども・保護者・同僚の話 ...

情緒学級担任の仕事を圧縮する方法|優先順位とタイムマネジメント

情緒学級担任の仕事は、予定どおりに進むものばかりではありません。 子どもの状態によって授業の流れを変えたり、突然のトラブルに対応したり、保護者や校内の職員と情報を共有したりする必要があります。 そのため、予定を隙間なく詰め込むようなタイムマネジメントは、情緒学級担任にはあまり向いていません。 必要なのは、すべての仕事を急いで終わらせることではなく、定型的な業務を圧縮し、子どもや保護者への対応に使える時間と余力を残しておくことです。 私自身も、原則として仕事は勤務時間内で完結させることを基本にしていました。 ...

情緒学級で子どもの姿を記録するには?見立てにつながる簡単メモの残し方

情緒学級では、子どもの姿を日常的に記録しておくことが大切です。 記録は、個別の教育支援計画や指導計画、保護者への説明、校内での情報共有など、さまざまな業務の土台になります。 ただし、毎回きれいな文章を書いたり、詳しい記録を作ったりする必要はありません。 まずは、その日に見られた子どもの姿を、30秒から1分程度で簡単に書き残すところから始めれば十分です。 この記事では、情緒学級担任が無理なく続けられる、簡単なメモの残し方を紹介します。 記録は学校内で完結させる 子どもの姿を記録する媒体は、原則として学校内で ...

情緒学級担任は大変?経験者が負担を減らす考え方の基本を解説

情緒学級担任は、子ども一人ひとりに合わせた対応が必要で、保護者や校内の教職員との調整も多いため、大変だと感じやすい仕事です。 一方で、通常学級と比べて在籍する子どもの人数が少ない場合が多く、仕事の進め方を整えることで負担を減らせる部分もあります。 大切なのは、すべての仕事を同じ重さで抱えないことです。 子どもや保護者に関する仕事を優先し、環境、記録、連携の仕組みを先に整えることで、後から発生する仕事を減らしやすくなります。 この記事では、情緒学級担任が仕事に優先順位をつけ、負担を減らすための基本の考え方を ...

情緒学級の予定表・スケジュール支援|一日の流れを見える化する方法

情緒学級では、一日の予定や活動の流れが分からないことで、不安が高まったり、次の行動に移りにくくなったりする子どもがいます。 そのため、教師がその都度口頭で伝えるだけでなく、予定や手順を見える形にしておくことが大切です。 この記事では、学級全体で使う予定表の作り方と、朝の支度や隙間時間を含めたスケジュール支援の方法を紹介します。 一日の予定を見える形にする まずは、学級全体の予定が分かるスケジュールボードを用意します。 一時間目から六時間目までの予定を並べ、どの子が、いつ、どこで、何をするのかが一目で分かる ...

保護者に気になる姿を伝える言い方|責めずに相談する考え方と文例

学校での子どもの姿を保護者に伝えるとき、良い姿だけを伝えればよいわけではありません。 ときには、担任として気になる姿を共有しなければならない場面もあります。 授業中に集中が続きにくい。友達との関わりで言葉が強くなる。気持ちの切り替えに時間がかかる。予定が変わると不安定になりやすい。交流学級での参加が難しい場面がある。 こうした姿を保護者に伝えるとき、担任は少し慎重になります。 「責めているように聞こえないだろうか」「家庭のせいだと思われないだろうか」「どう伝えれば、前向きな相談になるだろうか」 このように ...

情緒学級で子どもとの約束を共有するには?担任だけのルールにしないために

情緒学級で子どもとの個別の約束を共有するときに大切なこと 情緒学級では、子どもが安心して過ごすために、個別の約束を作ることがあります。 ここでいう「個別の約束」とは、学級全体のルールではなく、その子が安心して活動に参加するために、担任と子どもで確認している個別の対応方法のことです。 たとえば、クールダウンの約束、困ったときの伝え方、活動に入れないときの参加の仕方、交流学級で不安になったときの動き方などがあります。 こうした約束は、子どもを特別扱いするためのものではありません。 子どもが気持ちを立て直し、本 ...