情緒学級で複数の学年を同時に指導していると、
「一人に教えている間、他の子が止まってしまう」
「45分の中で、誰から見ればよいのか迷う」
「自力課題を用意しても、すぐに先生を呼ばれてしまう」
「毎時間、その場で順番や時間配分を考えている」
といった難しさがあります。
複数学年の授業では、何を教えるかだけではなく、
「教師の時間を、誰に・いつ・何分使うか」
まで考える必要があります。
そこで、複数の学年・異なる進度の子どもを一人の担任で見る授業を整理するために、
「情緒学級の複数学年・個別進度 授業設計ワークブック」
を作りました。
45分の授業を、
- 教師が直接つく時間
- 子どもが自力で進める時間
- 教師が戻って確認する時間
に分けて考えるための書き込み式PDFです。
こんな方におすすめです
- 情緒学級で複数学年を同時に指導している
- 一人の子を見ている間に、他の子が止まりやすい
- 自力課題を用意しても教師への呼びかけが集中する
- 毎時間「誰から見るか」をその場で判断している
- 全員を均等に見ようとして授業が苦しくなっている
- 45分の教師と子どもの動きを整理したい
- 自力で進められる課題の作り方を見直したい
- 授業後の振り返りを次の授業につなげたい
特に、複数学年の授業をどのように組み立てればよいか迷っている先生や、現在の授業の回し方を一度整理したい先生を想定しています。
このワークブックでできること
このワークブックでは、複数学年授業を
教師が直接つく内容を絞る
↓
自力課題を整える
↓
困ったとき・終わった後の動きを決める
↓
誰を先に・何分見るか決める
↓
45分の教師と子どもの動きを並べる
↓
授業後に見直す
という流れで考えていきます。
大切なのは、全員に同じ時間だけ教師がつくことではありません。
その日の学習内容、その子が自力で進められる範囲、その日の状態から、
「今日はどこに教師の時間を使う必要があるか」
を考えます。
同時に、
「教師が別の子を見ている間、この子は何をしているか」
まで授業設計に含めます。
ワークブックの内容
全28ページのPDF形式です。
必要なページを印刷し、書き込みながら使用できます。
内容は、大きく次のような流れで構成しています。
1.学級全体の学習状況を整理する
同じ時間に教室にいる子どもについて、
- 教師が直接つきたい内容
- 自力で進めやすい内容
- 困ったときの動き
を一枚に整理します。
学年だけで判断するのではなく、その日の学習内容と子どもの実態から教師の時間を考えます。
2.教師が直接つく内容を絞る
教科書や単元のすべてを教師と一緒に進めるのではなく、
- 教師が直接つく
- 自力に回す
- 後で確認する
に分けます。
新しい概念や具体物操作、つまずきの確認など、教師が関わる必要のある部分へ時間を使うための整理です。
3.自力課題を整える
教師が別の子どもを見ている間の課題について、
- 一人で進められるか
- 短時間でも取り組めるか
- 途中で止められるか
- 教師の順番が来たら切り替えられるか
- その日のうちに確認できる量か
などを確認します。
「課題を渡したから自力時間になる」のではなく、教師が離れていても止まりにくい課題になっているかを考えます。
4.困ったとき・終わった後の動きを決める
「分からない=すぐ先生を呼ぶ」だけでは、教師の移動が止まってしまいます。
そこで、
- 例題や見本を見る
- 分からない問題に印をつけて次へ進む
- 質問メモを書く
- 別の自力課題へ移る
など、困ったときの次の行動をあらかじめ決めます。
また、課題を早く終えた後の動きも授業の一部として整理します。
5.「誰を先に・何分見るか」を決める
複数学年だからといって、教師の時間を均等に分ける必要はありません。
- 今日の学習内容
- その子の自力度
- その日の状態
から必要度を考え、教師がつく時間の目安を決めます。
6.45分の教師と子どもの動きを並べる
教師が誰を見るかだけではなく、
その間に他の子どもが何をするか
も同じ表に書き込みます。
2学年を同時に見る記入例と、4学年を同時に見る記入例も収録しています。
7.1時間の授業を組み立てる
日々の授業で使える「1時間の授業設計シート」を用意しています。
- 今日の中心課題
- 教師が直接つく順番
- 目安時間
- 教師が離れている間の課題
- 困ったときの動き
- 終わった後の動き
- 最後に確認すること
を一枚に整理できます。
繰り返し使える、書き込み量を減らした複製用シートも収録しています。
8.国語・算数に分けて考える
国語と算数について、
教師と一緒に行う部分と、自力に回しやすい部分
を整理するための教科別シートも用意しています。
例えば算数では、新しい考え方や立式、具体物操作は教師が関わり、理解後の類題や既習計算は自力課題へ移す、といった形で授業を切り分けます。
9.授業後に見直す
授業がうまく回らなかったとき、
「子どもが集中できなかった」
だけで終わらせるのではなく、
- 教師の時間配分
- 自力課題
- 課題量
- 困ったときのルール
- 終わった後の活動
- 最後の確認
など、教師側で変更できる設計から原因を整理します。
授業後3分レビュー、1週間単位の振り返り、うまくいかなかった授業を再設計するシートも収録しています。
中身のイメージ


実際に購入する前に内容をイメージできるよう、ワークブックの一部や記入シートなどを掲載しています。
「全員を均等に見る時間割」を作るための教材ではありません
このワークブックで目指しているのは、
4学年なら一人7分ずつ
といった固定的な時間割を作ることではありません。
新しい学習内容がある子には少し長く教師がつく。
既習内容を一人で進められる子は短い確認だけにする。
その日の状態によって順番を変える。
というように、その日の必要度に合わせて教師の時間を配分するための教材です。
一度作った時間割を固定するのではなく、授業後の記録を次の授業へ戻しながら調整していくことを想定しています。
こんな使い方ができます
最初から28ページすべてを使う必要はありません。
例えば、
「一人の子を見ている間に、他の子が止まってしまう」
という場合には、まず学級全体の状況と自力課題を整理します。
「毎時間、誰から見るか迷う」
のであれば、必要度と時間配分、45分の動線を整理します。
「授業がうまく回らなかった理由が分からない」
のであれば、授業後3分レビューや再設計シートから使えます。
今困っているところから、必要なページだけ使って構いません。
商品情報
商品名
情緒学級の複数学年・個別進度 授業設計ワークブック
シリーズ
情緒学級担任の実務シリーズ 02
形式
PDF
ページ数
全28ページ
価格
1,480円(税込)
利用方法
購入後、noteの購入者限定部分からPDFをダウンロードできます。
ご購入前にご確認ください
本商品はデジタルデータです。
本ワークブックは、情緒学級等で複数学年・異なる進度の子どもを同時に見る場面での授業設計を補助するための資料です。
特定の授業方法をそのまま当てはめるためのものではありません。
学校・学級の実態、校内の方針、使用する教科書や教育課程、子どもの実態に合わせて調整してお使いください。
本資料の無断転載・再配布・販売はできません。
購入者ご本人の授業準備・実践のために、必要なページを印刷・複製してご利用いただけます。
ご購入について
下の購入ボタンからお手続きください。
決済には note を利用しています。
決済完了後、該当ページの購入者限定部分が表示され、PDFをダウンロードできるようになります。
PDFは保存して、必要なページを印刷してご利用ください。
ご利用にあたって
本データは購入者ご本人による利用を想定しています。
転載、データそのものの再配布・販売、不特定多数がアクセスできる場所へのアップロードはご遠慮ください。
内容についてお気づきの点がありましたら、ブログのお問い合わせページよりご連絡ください。